「ロボット 2.0」脳みそが麻痺しそう。スマホvsロボット対決
監督:シャンカール
主演:ラジニカーント
2019年10月25日公開
前作は未鑑賞。
御歳68歳のインドのスーパスター、ラジニカーントが主演で、「パッドマン」のアクシャイ・クマールが悪役を演じる。総制作費は「バーフバリ」の73億を超える90億で、インド史上最高の製作費を投じられている。前作を見た方によると前作のCGはしょぼめだったそうだが、今作はアイアンマンやアベンジャーズのVFXアーティストや技術スタッフを沢山集めたという事もあり、CGはかなり向上した模様。
スマホを恨み、人々からスマホを奪うというスマホ依存の現代人に警鐘を鳴らすストーリーや設定はなかなかぶっ飛んでいるのだが、1つ説明すればわかるをことを10説明してくるように細かいシーンを差し込みまくりでとにかくクドくて見ていてかなり疲れる。悪役の言い分に割いてる時間もかなり長くて、なんだか可哀想な気分に洗脳された。
前半はぶっ飛んだ設定の割にあまり笑えなくて、うーんこんなもんか?という感じだったが、終盤のバトルシーンはついに本領発揮という感じでかなり笑えた。つっこみたくなる必殺技のオンパレード(笑)もっとこういうテイストで全編やってくれても全然いいし、もうちょっとスリムにしても面白いと思うんだけどな。前フリが長すぎるコントみたいな感じ。
エンドロールはこれぞインド映画の真骨頂、歌とダンスが登場するのだが、何が何だかわからないイメージビデオのようで見ていて脳みそが溶けそうだった。最近のインド映画は面白い作品が多いだけに、この脳みそが麻痺するような感覚、久々だ。このバカバカしい話を大人達が真剣に大金かけて作るんだから、インド映画ってやっぱり素晴らしい(笑)
ぶっ飛んだ作品を探している方、オススメです。